【報告: 2026年9月1日】COISAN 夏季セミナー:AIは留学生支援をどこまで変えるのか
- coisan
- 3 日前
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2026年9月1日、埼玉大学において、COISAN第2回夏季セミナー「AIは留学生支援をどこまで変えるのか―AIチャットボットを活用した相談支援の可能性―」を開催しました。当日は対面・オンラインを合わせて約40名が参加し、AI技術の進展が留学生支援や学生相談の現場にもたらす可能性と課題について活発な議論が行われました。
キャンパスツアー
セミナーに先立ち、対面参加者を対象にキャンパスツアーを実施しました。留学生が利用する施設や学生支援関連のスペースを見学し、埼玉大学における留学生支援の取組について理解を深めました。
参加者からは、施設見学だけでなく、留学生相談の動線や窓口の工夫、学生が利用しやすい環境づくりについて具体的な説明を受けることができ、大変参考になったとの声が寄せられました。また、開会挨拶では、COISAN代表幹事の岸田由美氏より、埼玉大学のキャンパス見学を通して「他大学の特色や強みを知ることで、自大学を見つめ直す機会にもなった」とのコメントがあり、大学間交流の意義について共有されました。

セミナー「AIは留学生支援をどこまで変えるのか」
セミナーでは、埼玉大学学務部全学教育課長の川上糧佑氏より、同大学が運用するチャットボット「SUICHA」の導入背景や運用実績について報告がありました。情報提供の効率化だけでなく、AIを「答えるためのツール」ではなく「支援につなぐためのツール」と位置付ける考え方が示され、AIと人との役割分担について問題提起がなされました。
続くパネルディスカッションでは、伊藤健一氏(宮崎大学)、園田智子氏(東京大学)、川上氏が登壇し、AIによる多言語対応の可能性や個人情報保護、相談支援におけるAI活用の限界と可能性について意見を交わしました。議論を通して、AIによる情報提供や業務効率化の有用性が認識される一方、学生の不安や悩みに寄り添い、信頼関係を築く役割は引き続き人が担うべきであることが共有されました。

情報交換会
セミナー終了後には情報交換会を開催し、参加者はグループに分かれて留学生支援や学生相談に関する課題について意見交換を行いました。
AI活用に関する話題に加え、多文化共生、学生相談体制、キャリア支援、国際交流推進など幅広いテーマについて議論が行われました。それぞれの大学が抱える課題や実践を共有することで、新たな視点やアイデアを得る機会となり、大学間ネットワークのさらなる強化にもつながりました。

参加者の声
参加者アンケートでは、埼玉大学の具体的な事例を通して、AI活用を身近な課題として考えることができたという声が多く寄せられました。特に、「AIが人の仕事を奪うのではなく、人が学生と向き合う時間を確保するためのツールとして活用する」という視点は、多くの参加者にとって新たな気づきとなったようです。
また、実際にチャットボットを運用している担当者から導入の経緯や課題について話を聞くことで、自大学で活用する際の具体的なイメージが得られたという意見も見られました。AIの可能性だけでなく、個人情報保護や誤答への対応などの課題についても考える機会となり、今後の実践につながる有意義なセミナーだったという評価が多く寄せられました。
おわりに
今回のセミナーでは、AI技術の発展が学生支援にどのような変化をもたらすのかについて議論するとともに、人と人とのつながりの重要性を改めて確認する機会となりました。
ご登壇いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、そして会場をご提供いただいた埼玉大学の皆様に心より感謝申し上げます。COISANでは今後も、留学生支援や国際教育に関する実践や知見を共有し、大学間の連携を深める場を提供してまいります。


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